－胎児の形をした人の耳－
耳の形は「母親のお腹の中にいる胎児の形をしている」といわれており、その小さな表面には全身に対応するつぼ（反射区）が集まっています。
東洋医学では耳の状態を観察することで体の不調や症状を診断し、病気の予防や健康維持に役立ててきました。
「身体の不調は耳に表れる」と考えられており、さわると痛みを感じたり硬くなっている部分がある耳は 身体のどこかが元気をなくしているサインかもしれません。
毎日耳をさわって意識を向けると、変化に気づくことができます。
耳は全身の縮図であり、耳の柔らかさは健康の状態を表していると言っても過言ではありません。
不調を招きやすい要因を捨て去り、やわらかく理想的な耳の状態にまずは戻してみましょう。
古くて新しい、奥の深い耳つぼ耳つぼは 2000年以上前の中国最古の医学書にも記載されており、驚くほど長い歴史があります。
中国で誕生したこの療法は やがて遠くヨーロッパへと伝わり、西洋医学の立場から研究が進められ新たな発展を遂げました。耳つぼは古くて新しい、奥の深い世界です。
全身のつぼが集まる耳
私たちの耳には、体の様々な部分と関連するつぼが数多く存在します。つぼは刺激することで体内の対応する部位に働きかけることができ、本来の健康的な状態へと導く手助けをしてくれると考えられています。
耳にあるつぼは正確には反射区（はんしゃく）と呼ばれ、内臓や各器官につながるといわれる末梢神経が集中している場所のことです。反射区はツボの点とは違い、面（一定の範囲）にあります。耳つぼと呼ばれているもののほとんどは反射区となり、一般的にいわれるツボではありません。
※ Beautearでは、経絡上に存在する点をツボ、末梢神経が集中している反射区と呼ばれる範囲をつぼと分けて表記しています。
耳つぼの施術
耳ほぐし
耳の状態は心身のバロメーター、冷たくて硬くてガッチリ動かない。そんな耳の方はしっかり耳をほぐし、やわらかな耳になることから目指します。
耳つぼシールの活用
目的に対応したつぼに、粒のついた耳つぼシールを貼り合わせます。耳つぼシールは通常１週間程度で貼り替えをおこないます。
効果的な耳のほぐし方
耳全体をまんべんなく指で揉みほぐしていきます。
ぐっとつぼを刺激するようにプッシュしたり、ぐるぐると揉んだり、大きく全体を引っ張ったりします。
引っ張る時は、耳たぶから横、上と少しずつ進み、しっかりと耳を動かしてあげましょう。
耳の根本を指で挟みこんでこすり、最後に耳全体をぎゅっと折りたたむようにします。
この一連の流れだけで、耳が赤くなり熱くなっているのがわかると思います。血流が良くなり、耳から心身ともにポカポカに！
耳つぼは…
耳の皮膚は薄く身体の動きをつかさどる脳に近いことから即効性があり、且つ施術しやすいという利点があります。また副作用が少ないという優れた点からも広く普及しています。
日頃のセルフケアとして、ぜひ取り入れてみてください。
Beautearで紹介しています耳つぼセルフケアは治療行為ではなく、健康美へのサポートとしておすすめしております。医師以外の者が診断をし、治療することはできません。体調に異変を感じましたら自己判断はせず、医療機関に相談するようお願いします。
注意妊娠中の場合は耳つぼの施術をおこなわないでください。妊娠中はホルモンのバランスを崩しやすく有用性も低いため、おすすめしておりません。また、持病をお持ちの場合は、かかりつけの医師に相談の上おこなうようにしてください。
